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2019年国民健康・栄養調査、質問項目にサプリメントの利用状況も

 厚生労働省は17日開催の「国民健康・栄養調査企画解析検討会」で、2019年国民健康・栄養調査に用いる「生活習慣調査票(案)」の質問項目に、配食やサプリメントの利用状況などを盛り込む方針を示した。今後、案を微調整した上で調査を実施する。

 国民健康・栄養調査は健康増進法に基づき、毎年11月に実施される。国民の身体の状況、栄養摂取量、生活習慣の状況を明らかにし、健康増進に関する施策の基礎資料とする。調査項目は「身体状況調査票」「栄養摂取状況調査票」「生活習慣調査票」で構成される。

 19年調査の重点テーマは「社会環境」を予定。「生活習慣調査票(案)」の質問項目に、「外食、弁当・惣菜、配食、サプリメント等の利用状況」、「食習慣に関する行動変容のステージの状況」、「健康な食生活に関する情報源」を盛り込む。また、「運動習慣確保のための支援状況」、「運動習慣に関する行動変容のステージの状況」などの質問項目も予定している。

 質問項目に配食を盛り込んだ背景には、高齢者の増加に伴って配食に対するニーズが高まっていることがある。今回と同様に「社会環境」を重点テーマとした15年の生活習慣調査票では、外食・中食に関する質問項目を設けていたが、食生活の実態を把握するためには配食の追加が必要と判断した。また、サプリメントについては、「どのような人がどのようなサプリメントを摂取しているのかといった実態を明らかにすることにより、今後の施策に反映する」(健康局健康課栄養指導室)考えだ。

 19年調査に用いる「生活習慣調査票(案)」では、「あなたは、サプリメントのような健康食品(健康の維持・増進に役立つといわれる成分を含む、錠剤、カプセル、粉末状、液状などに加工された食品)を食べたり、飲んだりしていますか」の問いを新設。「はい」と回答した人に対し、「どのような成分をとることを目的にしていますか。該当する番号をすべて選んで〇印をつけて下さい。1たんぱく質 2ビタミン 3ミネラル 4その他」という質問を設けている。

 厚労省の担当課によると、案に対して検討会委員から、「成分にフォーカスするよりも、摂取の目的に視点を置く方が実態に合致するのではないか」という旨の意見が寄せられたことを踏まえ、案を微調整して実施へ移す方針という。

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