1,000円に届かず、今年4度目 【家計調査】7月サプリ支出額962円、約9%減少
総務省統計局はきょう6日、今年7月の家計調査報告(2人以上世帯)を発表した。サプリメントなど「健康保持用摂取品」の1世帯あたり消費支出は962円と1,000円を下回り、前の年の同じ月と比べて名目で8.9%減少した。減少は2カ月連続。
健康保持用摂取品の1世帯あたり消費支出が1,000円を割り込むのは、ことし4度目。1月、4月、5月が960~970円台にとどまっていた。前年同月を下回るのは5度目。1~7月の合計支出額を前年同期と比較すると、金額として592円、率としては7.7%のマイナスになった。
勤労者世帯が支出を減らしている。7月は1世帯あたり734円で、前年同月比は名目で12.2%減。減少は5カ月連続となり、2カ月連続の2ケタ減となった。ことしは800円台に乗る月が1度もない。一方、直近3カ月は前年より支出額を増やしていた無職世帯も7月は減少。支出額は1世帯あたり1,273円と、ことし2番目に低い額を記録。名目の前年同月比は9.5%のマイナスと減少に転じた。
7月の1世帯あたり消費支出は全体で29万931円だった。物価変動の影響を取り除いた実質の前年同月比は0.1%増とわずかに増加(名目では3.3%増)。3カ月ぶりに増加に転じた。
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