10月サプリ消費支出、0.8%の微減 【家計調査】前月プラスから減少に転じる
総務省がきょう8日発表した10月の家計調査(2人以上世帯)によると、サプリメントなど健康保持用摂取品の消費支出は1世帯あたり1,109円と、2カ月連続の1,100円台だった。名目の前年同月比は0.8%の微減。前の月の1.7%増から減少に転じた。
世帯別に見ると、勤労者世帯は879円となり、前年同月比は2.7%の増加。無職世帯は1,462円で、5.9%増加した。
勤労者世帯のプラスは2カ月連続。無職世帯は3カ月ぶりの増加となった。無職世帯は前の月の1,251円から約200円以上、支出を増やした。
健康保持用摂取品の23年1~10月累計の消費支出は1万1,205円で、前年同期との比較で114円ほど上回っている。一方で、主要な消費支出層である無職世帯に関しては減少。約700円およんでいない。
10月の全体の消費支出は1世帯あたり30万1,974円で、前年同月比は、物価変動を除いた実質で2.5%の減少となった(名目では1.3%増)。マイナスは8カ月連続で、消費者は支出を減らしている。
○2023年の家計調査結果
:【1月】サプリ消費支出、大幅減 無職世帯、前年同月比20%超減
:【2月】2カ月連続減 無職世の2ケタ減が続く
:【3月】2ケタ増に転じる 無職世帯、1世帯当たり1,779円支出
:【4月】2カ月連続増 前年同月比3.8%増の1,148円
:【5月】前年同月比12.9%減 19年4月以来の1,000円以下に
:【6月】サプリ消費支出、増加に転じる 名目ベース前年同月比が約18%増
:【7月】サプリ消費支出、1,056円 前年同月比0.7%の微増
:【8月】1,200円台に回復 前年同月比は1.8%減
:【9月】サプリ消費支出、9月はプラス 前年同月比1.7%増、一方で無職世帯は8.2%減