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1つの素材で7機能をサポート 【機能性表示食品特集】ユニキスの「ルテマックス」

 植物抽出物を中心にサプリメント原材料の輸入販売及び最終商品の企画、受託加工などを手掛けるユニキス㈱(東京都中央区、橘本賢次郎社長)。機能性表示食品の届出サポートに対応することで業績を堅調に推移させている。主力の機能性表示食品対応素材は、インド・ムンバイを本拠地とするサプリメント原材料メーカー、オムニアクティブヘルステクノロジーズ社製のマリーゴールド抽出物『ルテマックス2020』。1つの素材で計7つのヘルスクレームを行えることを強みに届出実績を伸ばしている。

アイケアから一時的ストレス、睡眠のケアまで

 ユニキスがルテマックス2020を通じて届出サポートに対応している機能性表示食品の領域は主に「アイケア」。同素材の規格成分であるカロテノイド(キサントフィル)の一種、ルテインおよびゼアキサンチンを機能性関与成分とする形で、現在までに7つのヘルスクレームについて届出サポートを行えるようにようにした。機能性関与成分の研究レビューに基づく7つのヘルスクレームは以下の通り(一部抜粋)。

 眼の黄斑色素量の増加・維持▽ブルーライドなど光ストレスの軽減▽コントラスト感度(色の濃淡を識別し、ぼやけ、かすみを緩和する視機能)のサポート▽グレア(まぶしさから回復する視機能)回復サポート▽眼の疲労感の軽減▽一時的な精神ストレスの軽減▽睡眠の質を高める──。

 当面は、上記7ヘルスクレームについて届出サポートを行いながら、届出件数の更なる積み上げを図る。と同時に、ルテイン・ゼアキサンチンをめぐる機能性研究の動向を注視する。タイミングを見て、ヘルスクレームの拡充を図りたい考えだ。「今後、アイケア以外の他の領域にも広げられる可能性があるかもしれない」という。

 ルテイン及びゼアキサンチンを機能性関与成分にした機能性表示食品の届出件数は6月末時点で140件余。その中でユニキスのルテマックス2020は、7つのヘルスクレームを可能にした2020年6月以降、届出件数を堅調に伸ばしており、この背景について同社では、「眼の疲労感、一時的なストレス、そして睡眠に対するヘルスクレームを同時に行えるようになったのが大きい」と分析。いずれも新型コロナ下で消費者ニーズが高まったといわれるヘルスケアの領域だ。

コロナ禍でも安定供給 背景に「日本専用」

 また、「コロナ禍の中、安定供給を行えたことも大きい」と同社では強調。ルテマックス2020を製造するオムニアクティブ社が生産拠点を置くインドは、感染者の急増を受けて、全土でロックダウン(都市封鎖)の措置も取られたが、「日本市場向けの供給が止まることはなかった」という。その要因について同社では次のように話す。

 「ルテマックス2020はグローバルに販売されている。日本向けに販売されているものは、機能性表示食品制度をはじめとする日本独特のレギュレーションを満たすため、トレーサビリティや各製造工程における品質管理のあり方が、米国など海外で販売されているものと異なる面がある。

 そうした『日本専用』に近いルテマックス2020を製造、供給してもらうために、日本市場に導入した当初からメーカー(オムニアクティブ社)との間で続けてきた密なコミュニケーションが、コロナ禍のような緊急事態下で非常に役立った。供給を止めることなく、注文や引き合いに応じ続けられたことは、当社にとっても、今後の取り組みに向けた大きな自信になっている」。

<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都中央区日本橋室町1-11-8
TEL:03-5299-5811
URLhttp://uniques.co.jp/
問合せ:https://uniques.co.jp/contact/
事業内容:植物抽出物など原材料の輸入・販売、ソフトカプセル・打錠・顆粒品等の企画・受託加工

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