（株）龍泉堂（東京都豊島区、塩島由晃社長）は9日、第3回学術セミナーをステーションコンファレンス池袋（東京都豊島区）で開催した。新型コロナウイルス対策として、リアル視聴が密を避けるかたちで50人、オンライン視聴が150人の合計200人が参加した。

　基調講演は、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一教授が「伸ばせ健康寿命、アンチエイジングのすすめ」と題して講演した。同氏は、「介護の要らない高齢者になるためには、数字としての年齢は意味がない」とし、アンチエイジングによる機能年齢の老化防止と若返りを目指すように訴えた。

　具体的な方策として、「血管年齢」、「神経年齢」、「骨年齢」、「ホルモン年齢」、「筋年齢」などの機能年齢を評価することで、弱点を早めに見出すことが健康長寿への近道だと説いた。長寿の妨げとなる老化の危険因子として、「免疫ストレス」、「酸化ストレス」、「糖化ストレス」などを挙げ、具体的な数値を示しながら、危険因子を早めに発見して改善する方法を解説した。

　第2部では、（株）龍泉堂の塩島由晃社長が講演した。エラグ酸を含むアフリカマンゴノキエキスを紹介。機能性表示食品の届出状況にも言及した。

　質疑応答では、会場とオンライン視聴者から活発な質問が飛び交った。

（写真：会場には50人が来場した）