龍泉堂、睡眠ケア機能素材を追加 サフラン抽出物「アフロン」をラインアップに加える
㈱龍泉堂(東京都豊島区、塩島由晃社長)は14日、睡眠の質向上などの機能が期待できる健康食品用原材料の国内販売を発表した。スペインのPharmactive Biotech Products社が製造・販売するサフラン抽出物「Affron(アフロン)」を新たに製品ラインアップに加える。同社との間で日本国内における独占販売契約を締結したという。
アフロンは、サフランの柱頭(雌しべ)を基原材料とするエキス末で、睡眠の質改善に関する複数の臨床試験データを有するという。機能性表示食品制度への対応を念頭に置いた展開を進めていく方針だ。
サプリメント原料の開発・販売を手がける同社は今年、機能性素材のラインアップ拡充を進めている。「腸活」を訴求する米ケミン社製の酪酸カルシウム加工食品素材「ブチシールド」をはじめ、オランダの原材料メーカーBioActor社が製造する骨の健康ケア素材「ボンオリーブ」、アロニア果実を基原材料とする「ブレインベリー」などの取り扱いを新たに開始。また、米国P.L.Thomas社から日本国内独占販売権を取得したインド産ハーブ混合エキス末「スレンダコア」を正式に追加した。
機能性素材のラインアップ拡大を通じて、多様なニーズに応える体制を整える狙いがありそうだ。きょう15日に開幕した「食品開発展」に出展し、新規取扱製品に関するプレゼンテーションセミナーを行う。
【石川太郎】
(冒頭の写真:アフロンの基原材料となるサフランの柱頭。龍泉堂の報道発表資料から)
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