龍泉堂、機能性表示食品を追い風に事業伸長
(株)龍泉堂(東京都豊島区、塩島由晃社長)は、「非変性Ⅱ型コラーゲン」、「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」を機能性関与成分とした機能性表示食品39商品をサポートしている(10月28日現在)。機能性表示食品の届出支援で認知され、ほかの素材も相乗効果によって引き合いが増えている。
同社の塩島社長は、「機能性表示食品で我が社の認知度がアップし、相乗効果でほかの原料もそれにつられるように伸び始めた」と話している。また、「安全性と機能性に優れた機能性表示食品制度が当社に追い風をもたらしている」として同制度を評価する。
同社では常にアンテナを立て、新たな原料を探索し、新素材の開発に注力。このほど、関連会社の(株)医食健美が高知大学、高知工科大学、JA土佐くろしお(土佐くろしお農業協同組合)と共同で、ミョウガを原料とした機能性研究を開始した。また、インドネシアでは専用工場とタイアップし、同社向けのトンカットアリを生産。パウダー状で国内に輸入し、リーズナブルな価格で販売している。品質管理も自社で行う。
帝京大学にラボを所有し、共同研究員が常駐している。原料メーカーには珍しく、OEM商品の供給にも柔軟に対応できる。モニター試験用のサンプルなどのニーズにも手軽に応じる。
(写真:塩島由晃社長)