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麹菌発酵大豆培養物、アトピー性皮膚炎への有効性確認

ニチモウバイオティックス㈱(東京都港区、天海智博社長、TEL:03-6478-5051)は6日、東京農工大学、あいち小児保健医療総合センター、広島大学との共同研究で、麹菌発酵大豆培養物がアトピー性皮膚炎に有効とする研究論文が、「アレルギーと臨床 2021年41巻1月号」に掲載されたと発表した。

 試験では、同社が開発した麹菌発酵大豆培養物を用いて、アトピー性皮膚炎自然発症モデルマウスと、小児アトピー性皮膚炎患者のアトピー性皮膚炎の改善効果を確認。また、放射線照射したマウスで脾コロニー法による造血幹細胞の増強を確認したという。

 経口投与群で臨床皮膚炎症状スコアが統計的に有意に低減したことを確認。その効果には、FK506軟膏の表皮塗布群とほぼ同程度に、臨床皮膚炎症状スコアや引っ搔き回数を低下させるだけでなく、皮膚バリア機能の改善効果はFK506 軟膏の表皮塗布群よりも優れていることが示唆されたとし、さらに「臨床試験で麹菌発酵大豆培養物のアトピー性皮膚炎への臨床的な効果を確認することができ、関与成分である麹多糖が寄与したことが判明した」という。

 同社では、麴菌発酵大豆培養物はプロバイオティクス作用だけでなく、プレバイオティクスやバイオジェニックスといった複数の作用とそれらによる相乗効果を持ち、幹細胞増強作用による皮膚のバリア機能改善などの可能性も推測されるとし、「アトピー性皮膚炎を含むさまざまなアレルギー疾患への効果が期待できる」と話している。

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