駅改札内のOTC販売機で、一般用医薬品販売を実証~大正製薬
大正製薬㈱(東京都豊島区、上原茂社長)はこのほど、新技術等実証制度(規制のサンドボックス制度)に基づき、「駅改札内におけるOTC 販売機を用いた一般用医薬品販売の実証」が認定されたと発表した。
実証段階では、資格者の適正な管理のもと、駅改札内に開設済みのドラッグストアの店舗の一部として設置されたOTC 販売機で、駅を利用する一般生活者を対象に、一般用医薬品のうち第2類医薬品、第3類医薬品を販売する。
同実証は、第2類医薬品、第3類医薬品の販売について、資格者(薬剤師または登録販売者)による店舗と同等の管理体制のもと、IoT化された OTC 販売機を介して販売し、一般用医薬品の適切な管理・販売を実現すること、生活者の時間的・距離的な制約を解消して、一般用医薬品へのアクセス性を改善し、セルフメディケーション意識の向上や医療費削減の一助となることを目的としている。
同社では、「一般用医薬品のリーディングカンパニーとして、同実証をドラッグストアと協力し、資格者が介在する形で、新技術に合わせた一般用医薬品の新たな販売方法を実現していく。生活者にとって一般用医薬品の利便性を向上させるとともに、健康社会のさらなる発展に貢献する」としている。