香港衛生署がダイエット食品に注意喚起
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は12日、香港衛生署(Department of Health)が医薬品成分を含む製品に対して注意喚起を行ったと発表した。
同品は、ソーシャルメディアを通じて痩身効果を標榜して売られていた。香港衛生署の買上調査によって、医薬品成分「シブトラミン」が検出されたとしている。
シブトラミンは、1997年に肥満抑制薬としてアメリカFDAの許可を受けたが、日本では未承認。副作用として血圧上昇および心拍数増加などが報告され、心臓病者は服用を避けた方が良いとされている。アメリカ国内ではFDAの許可後、2003年8月までに54例の死亡事例(うち30例は心血管が原因)が報告されている。