香港、健康食品からシルデナフィルなど検出
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所は17日、香港衛生署が性機能改善をうたって販売されていた健康食品『Blue M』から、医薬品成分のシルデナフィルなどを検出したと発表した。香港衛生署は同製品を使用しないことと、使用後に体調に不安を感じた場合には医療機関を受診することを勧告した。
情報提供を受けて、店舗で販売されていた同製品を分析したところ、カプセルから医薬品成分のシルデナフィル、同梱のウェットシートからはリドカインが検出された。
シルデナフィルは、クエン酸シルデナフィルが医薬品バイアグラ錠の有効成分として承認されている。頭痛、ほてり、視覚障害などの副作用がある。リドカインは塩酸塩が医薬品として承認。麻酔、急性心筋梗塞時の心室性不整脈などに適応し、血圧降下や不整脈などの副作用が報告されている。