食育白書、健康寿命延伸の食育推進を重視
農林水産省は4日、2018年度食育白書を公表した。健康寿命の延伸につながる食育の推進を特集し、メタボリックシンドローム・やせ・低栄養の予防や改善に向けた食育の推進が必要と報告している。
ライフステージ別で見ると、子どもについては朝食欠食の増加を課題に挙げた。朝食を食べない小学生の割合は18年度が5.5%に上った。20~50代については、外食や弁当・総菜を定期的に利用している人が男性で約5割、女性で約3~4割を占め、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の頻度が低い傾向にあるという。
また、高齢者の低栄養については、65歳以上の男性が12.5%、女性が19.6%を占める。80歳以上では、男女ともに約2割が低栄養の傾向にあると報告した。