消費者委員会食品表示部会は13日、食品表示のグランドデザイン策定について議論し、受田浩之部会長が私案「食品表示の全体像にかかる論点整理と今後の議論に関する提案」を提示した。

　私案では、食品パッケージに記載されている表示の読みやすさに加え、理解のしやすさも検討する必要があると提言。ウェブ上の情報提供を表示として位置づけること、ピクトグラムやマークを利用して理解しやすい表示に改善することを具体策に挙げた。また、インターネット販売や中食・外食への展開の検討も提案した。

　今夏に委員の任期が満了となるため、現在の食品表示部会で検討作業のロードマップと方向性を示し、引き継ぐ方向となった。

（写真：13日に開催された食品表示部会の様子）