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食品添加物表示制度検討会、「無添加」表示のあり方を議論

<Q&A見直しやガイドライン策定の方向で検討>

 食品添加物表示制度の見直しに向けて、消費者庁の「食品添加物表示制度に関する検討会」は20日、「無添加」「不使用」表示のあり方をテーマに議論した。食品表示基準Q&Aの見直しやガイドラインの策定などで対応する方向で検討が進められた。

 消費者庁の「考え方の整理(案)」では、「無添加」「不使用」表示に対して取り得る手段を整理。表示禁止事項とする考え方から、ガイドラインの策定やQ&Aの見直しによって一定のルールを定める、または現行のQ&Aを再度周知するという現状維持までの幅広い施策が示された。

 会合では、消費者庁(案)をベースに議論が行われた。産業界代表の委員は「誤認につながる無添加・不使用表示の禁止に向けて、食品表示基準の改正が必要」、「誤認を招かないようにするという視点は最優先の課題と考える。食品表示基準Q&Aなどについて一定の整理が必要」といった意見を出した。

 消費者代表の委員からは、「本当は全面禁止にしてほしいが、誤認につながる無添加表示を実質的にできないようなガイドラインの作成が望ましい」などの声が上がった。

(写真:20日午後に開かれた検討会の冒頭)

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