食品安全委員会が意見募集 有機フッ素化合物の食品健康影響評価(案)について
食品安全委員会(山本茂貴委員長)は7日から来月7日までの間、「有機フッ素化合物(PFAS)に係る食品健康影響評価」の審議結果案についてパブリックコメントを募集する。
PFASは、フッ素加工フライパンや衣類、消火剤や塗料など身近なところで使用されており、「PFOS」と「PFOAの2種類が代表的な物質とされている。国際がん研究機関(IARC)は、これらについて、「ヒトに対して発がん性がある」と分類しているが、同評価案では、「発がん性については、動物試験でみられた事象は、げっ歯類特有のメカニズムである可能性があるか、機序の詳細は不明であることから、ヒトに当てはめられるかどうかは判断できない。疫学研究から、PFOAと腎臓がん、精巣がん、乳がんとの関連については、研究調査結果に一貫性がなく、証拠は限定的である」などとしている。
同委員会は22日、PFASに関するオンラインセミナーを開催する。
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