食の安全・監視市民委がクラファン 「PFASブックレット」発行の資金援助求める
食の安全・監視市民委員会(佐野真理子、山浦康明共同代表)が「PFASブックレット」発行のためのカンパを呼び掛けている。
PFASとは、ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称。特に、PFASの1つであるPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)やPFOA(ペルフルオロオクタン酸)については、人の健康の保護の観点から、その目標値や基準に関し国際的にもさまざまな科学的な議論が行われ、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」(POPs条約)においても規制対象物質とされている。
環境省では、今年1月30日に「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」を設置し、7月25日まで4回にわたり議論し、PFASに対する今後の対応の方向性をまとめている。
同委員会では、中国産アサリのPFASについて調査するなど、PFAS問題に取り組む中、現在、PFASによる環境汚染・食品汚染について消費者に周知するためのブックレットを企画しており、クラウドファンディングによる資金援助を求めている。同ブックレットは、遅くとも年内に発行の予定としている。
米国食品医薬品局(FDA)は昨年、中国産アサリ缶詰から健康上の懸念を示すPFOAが検出されたとの報告を行っている。
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(冒頭の写真はイメージ)