霊感商法検討会「開運商法」も俎上に 新井ゆたか長官が定例記者会見で
河野太郎内閣府・消費者及び食品安全担当大臣から「霊感商法検討会」の立ち上げを指示された消費者庁はきょう(17日)、新井ゆたか長官が定例記者会見で、「事務方としてどういうかたちで話を進めていくのかを整理している段階」とし、消費者庁としての守備範囲で何ができるか、この問題を解決するためにどういうことが必要かなど、「どういう方向性で議論を進めるかを大臣と話し合っている最中」とした。
16日の記者会見で河野大臣が「検討会は霊感商法一般」について議論するとしていた点については、国民生活センターなどで問題となっている開運商法なども取り上げる可能性を示唆した。大臣の指示を受けて、今月下旬の立ち上げを目指しているという。
また18日、法務省で開かれる「『旧統一教会』問題関係省庁連絡会議」は旧統一教会の問題に限ったものだとし、消費者庁からは黒田岳士次長が出席する。同会議で消費者庁は、「これまで受けて来た相談の中での対応、未然防止あるいは法律で何ができるかを各省庁から話を聞きながら進めていく」としている。
(冒頭の写真:新井ゆたか長官)
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