雪印メグミルク、2019年3月期 増収減益に
<機能性表示食品のガセリ菌SP株ヨーグルトは好調>
雪印メグミルク(株)(東京都新宿区、西尾啓治社長)は13日、決算説明会を都内で開催した。2019年3月期連結業績は売上高6,033億7,800万円(前年比1.2%増)、営業利益172億3,000万円(同11%減)の増収減益となった。
機能性表示食品『ガセリ菌SP株ヨーグルト』シリーズのプロモーションを強化した結果、ヨーグルトの売上が好調に推移。ヨーグルト単独で同5%増の589億円となり、ヨーグルトを含む飲料・デザートカテゴリーは同1.5%増の2,797億400万円だった。
家庭用ヨーグルト市場が伸び悩むなか、同社のヨーグルトシリーズは好調に推移。機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ)の『ガセリ菌SP株ヨーグルト』シリーズがけん引したと説明している。
20年3月期も引き続き、『ガセリ菌SP株ヨーグルト』商品群に注力する。新たに甘くない『恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト 生乳仕立てプレーン』を投入。俳優の香川照之さんを起用した新CMと、ターゲットを意識した新しいコミュニケーション売場との連動を図り、販売を強化する方針を示している。
(写真:決算発表を行う西尾啓治社長)