雪印メグミルク、乳酸菌の内臓脂肪蓄積抑制作用を報告
<「腸と健康のフォーラム2018」で講演>
雪印メグミルク(株)ミルクサイエンス研究所の加藤健主幹は14日、都内で開催されたフォーラムで、「小腸に長くとどまる特性を持つ乳酸菌が食事に由来する脂肪の吸収を抑制し、内臓脂肪の炎症を抑制することで内臓脂肪を減らす」とする科学的知見を報告した。「読売 腸と健康のフォーラム2018 内臓脂肪と生活習慣」(読売新聞社主催)で、乳酸菌の内臓脂肪蓄積抑制効果をテーマに講演した。
加藤主幹によると、試験では、特定の乳酸菌入りヨーグルトと、入っていないヨーグルトをそれぞれ肥満傾向の人に12週間摂取させ、内臓脂肪量を測定。その結果、特定の乳酸菌が入っているヨーグルト群の内臓脂肪面積は、摂取前の113平方センチメートルから107平方センチメートルに縮小した。一方、特定の乳酸菌が入っていないヨーグルト群では1平方センチメートル増加したと説明した。
また、タレントの篠田麻里子さんを交えたパネルディスカッションなども行われた。
(写真:パネルディスカッションの様子)