雪メグ、2019年上期連結決算「増収減益」
<北海道地震の損失は約8億円>
雪印メグミルクは8日、2019年3月期第2四半期決算説明会を都内で開催し、上期の売上高が3,053億6,900万円(前年比0.6%増)、営業利益が95億8,700万円(同13.4%減)の増収減益となったと発表した。9月に発生した北海道胆振東部地震などの影響で、約8億円減額したが、おおよそ当初の予想どおりと説明した。
売上高が伸びた要因の一つに、機能性表示食品『恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト』シリーズを挙げた。同シリーズの上期の売上は前期の約1.3倍に伸長。西尾啓治社長は「テレビCMなどにより、認知率は上がってきている。売場も少しずつ拡大してきた」と述べた。
同シリーズを含む飲料・デザート類の上期の売上高は、同0.9%増の1,452億8,100万円、営業利益は同36%減の22億2,400万円。積極的なプロモーション活動に伴って、宣伝促進費が増加したことなどにより、大幅な減益となった。
(写真:8日に開催された説明会の様子)