雪メグ、イノベーションセンターを開設 自由な「共創空間」でミルクの新たな価値創造を実現
雪印メグミルク㈱(東京都新宿区、佐藤雅俊社長)はこのほど、ミルクサイエンス研究所(埼玉県川越市)の敷地内に「雪印メグミルク イノベーションセンター」を開設したと発表した。
ミルクサイエンス研究所は、同社最大の研究・開発拠点であり、「おいしさ」、「健康」のために、幅広くミルクの可能性について研究を行っている。今回新設した「雪印メグミルク イノベーションセンター」は、ミルクを中心とした食品の新しい価値をかたちにするイノベーション拠点として、「研究者同士が交ざり(交流)」、「専門が溶け合い(相互作用)」、「組織として固まる(一体感)」を実現する研究開発施設。
これまでミルクサイエンス研究所内に点在していた、カテゴリーごとの開発施設を一棟に集約した。また、テーブルワーク、プラントワークを作業スケールごとにワンフロアにまとめることで、お互いの試作作業の様子が見える環境となり、それぞれの商品分野で使われている技術や設備を把握しやすくなった。商品カテゴリーの垣根を越え、互いの技術の共有と融合を図る。
また、研究開発部門だけでなく、グループ社員が商品開発の試行錯誤を行うすぐそばで、自由に意見交換や情報共有ができる共創エリアを設け、プレゼンテーションから、ミーティング、ソロワーク、WEB会議まで多様な働き方ができる空間を整えた。さらに、共創エリアと研究エリアの接点を増やし、相互が連携しやすいよう隣接配置した。
組織の垣根を超えた意見の交換、アイデアの共有を活発に行い、ミルクの新しい価値創造につなげるとしている。
(冒頭の写真:イノベーションセンター外観/同社リリースより)