雪印メグミルク㈱（東京都新宿区、佐藤雅俊社長）はこのほど、弘前大学（福田眞作学長）と共同研究講座「ミルク栄養学研究講座(Department of Precision Nutrition forDairy Foods)」を開設し、12日に同社本社で開設式を行ったと発表した。

　同講座は、弘前大学が実施してきた「岩木健康増進プロジェクト」の超多項目健康ビッグデータ解析による健康因子としての腸内菌叢の役割を解明するため、乳製品摂取をはじめとする食事パターンと腸内菌叢の関連において、集団・個人の健康状態への影響を調べることを目的としている。

　同社では、コーポレートスローガン「未来は、ミルクの中にある。」のもと、「乳（ミルク）」にこだわり、「乳（ミルク）」の価値とその秘められた無限の可能性を信じ、牛乳・乳製品が持つ「おいしさ」、「健康」を消費者に届けるため、日々研究開発に取り組んでいる。契約期間は2026年3月31日まで。弘前大学大学院、医学研究科附属健康未来イノベーションセンターに設置する。

（冒頭の写真：右から弘前大学大学院医学研究科長廣田和美氏、福田眞作学長、同社代表取締役社長佐藤雅俊氏、常務執行役員川﨑功広博氏/同社リリースより）