遺伝子多型が大腸がんリスクを上昇
(国研)国立がん研究センターの研究グループは22日、コホート研究により、肥満関連遺伝子FTOに見られるいくつかの遺伝子多型が、大腸がんの罹患リスクと関連している可能性が示唆されたと発表した。
1990年と93年に全国9地域に在住していた人のうち、03年末までの追跡期間中に大腸がんと診断された375人と対照の750人を対象に、肥満関連遺伝子FTOに見られる7つの遺伝子多型に着目し、肥満関連がんの大腸がんとの関係を調べた。その結果、研究対象とした7つの遺伝子多型のうち、6つが大腸がんと関連していた。