農林水産省は来年度予算概算要求で、昨年より4,526億円多い2兆7,209億円を計上した。花粉の少ない苗木増産、スギ人工林の伐採や植え替えなどの新たな花粉症対策の展開に222億円を計上（昨年161億円）。また、環境負荷低減に向けた「みどりの食料システム戦略」に103億円（昨年66億円）を求めた。

　その他、国内生産基盤の強化に向けた輸出産地形成・供給体制強化、HACCP施設の整備、GFPによる輸出人材の育成・確保輸出産地などに12億円（昨年9億円）、食品の適正取引の推進による適正価格形成には2億円（昨年1億円）を盛り込んだ。