農林水産省の2023年度予算総額2兆2,683億円が23日、閣議決定された。

　30年輸出5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化に36億円を充てた。
　海外需要開に向けた輸出支援プラットフォームによる現地発の支援体制を強化する（23億）。また、輸出プロジェクトGFP（Global Farmers / Fishermen / Foresters / Food Manufacturers Project）を通じた産地育成・供給体制を強化し、HACCP施設を整備し地域の加工食品の輸出の促進を図る（7億）。
　育成者権管理機関等による知的財産の実効的な管理・保護に取り組み、海外への流出を防止する（5億）。さらに、食品産業における国産原材料への切り替え促進、食品の適正価格の形成などを図る（1億円）。

　新たな技術開発・事業化を目指すスタートアップ支援、イノベーション創出のための支援に3億円。また、米粉の利用拡大支援対策に8億円、食品事業者における原材料の調達安定化対策として1億円を新たに盛り込んだ。

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