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農水省、ビワ種子などのシアン化合物含有実態を把握へ

農林水産省は11日、来年度に実施する食品中の有害化学物質などのサーベイランス・モニタリング年次計画を発表した。食品の安全性確保を目的とした調査の内容、対象品目、予定調査点数などを示している。

 食品中の有害化学物質のサーベイランス計画によると、ビワなどのバラ科果実の種子や未熟な果肉、豆類、タケノコ、キャッサバといった農産物とその加工品を対象に、シアン化合物の含有実態を把握する。調査結果に基づいて、これらの農産物を食べる際に、適切な加工・調理が必要かどうか、消費者への注意喚起が必要かどうかを検討する予定だ。

 また、有害化学物質のモニタリング計画によると、乳児用調製粉乳を対象に、3-MCPD脂肪酸エステル類とグリシドール脂肪酸エステル類について、分析法の性能を検証する。

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