農業分野における日比の協力関係強化 9日、協力覚書を交換し農業合同委員会設置へ
農業分野におけるフィリピンとの関係を強化する。農林水産省は9日、フィリピン農業省との間で「農業協力に関する日本国農林水産省とフィリピン共和国農業省との間の協力覚書」を交わしたと発表した。野村農林水産大臣と同国農業省パンガニーバン上級次官が、岸田首相とマルコス大統領立会いの下で交換した。
同書は、技術・経済などに関する協力対話を定期的に行うための枠組みの設置などを中身としており、このことで農業分野における両国の協力関係が一段と深まることが期待されるとしている。
具体的には、持続可能な農業開発のためのスマート技術の開発、食料安全保障のための強靭で持続可能な農業および食料システムの構築、フードバリューチェーン強化に関する協力 などで、2国間調整の円滑化を図るため、農業合同委員会を設置する。
