豪州、健康食品2品で注意喚起
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所は4日、オーストラリア保健省薬品・医薬品行政局(TGA)が、医薬品成分を含む健康食品2品について注意喚起したと発表した。
問題の製品は『JOYSMI』と『Lotus Flower』。『JOYSMI』からは医薬品成分のシブトラミン、フェノールフタレイン、フロセミドを検出。『Lotus Flower』からは、フェンフルラミン誘導体が検出された。
オーストラリアTGAはこれらの製品を使用しないこと、使用後に体調に不安を感じた場合には医療機関を受診することを勧告した。
シブトラミンは米国で肥満抑制薬として許可されているが、日本では未承認。副作用として血圧上昇や心拍数の増加などが報告されている。フェノールフタレインはかつて下剤に使用されていたが、発がん性が指摘され、現在では使用されていない。また、フロセミドは利尿薬として日本でも承認されている。ショックや食欲不振などの副作用がある。