認知機能領域、今年度37件に【14日の機能性表示食品届出更新】プラズマローゲン2件追加
14日、機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新があった。公開された新規届出は、届出番号H418から同427までの計10件にとどまった。うち、サプリメント形状は7件、それ以外の加工食品は3件。届出の取り下げに関する情報更新はなかった。
新たに公開された届出を見ると、機能性関与成分や表示しようとする機能性に、新規のものはなかった。届出者についても、新たな企業はなかった。
機能性関与成分を見ると、認知機能領域で定着しつつあるプラズマローゲンの届出が由来違いで2件、新たに公開された。ホタテ由来とホヤ由来。大和薬品㈱(東京都世田谷区)と㈱てまひま堂(鹿児島県鹿児島)が届け出た。これで今年度のプラズマローゲンの届出は、鶏由来を含めて累計6件になった。
今年度、認知機能領域の機能性表示食品の届出は、14日時点で37件。これを機能性関与成分別に見ると、最多はDHA、EPAで15件。次いでルテイン・ゼアキサンチンが7件で続き、プラズマローゲンはその次。プラズマローゲンの届出件数は、過去の年度も含めた全体で38件となった。
一方、これまでに累計160件超の届出があり、同領域をけん引してきたイチョウ葉(フラボノイド配糖体およびテルペンラクトン)は今年度、1件にとどまる。認知機能領域は昨年度、最終的に計121件の新規届出が公開されていた。まだ年度途中のため一概に言えないが、今年度は昨年度と比べて少ない傾向で推移している。
【石川 太郎】
(冒頭の画像:てまひま堂が届け出たホヤ由来プラズマローゲンを機能性関与成分にしたサプリメントの表示見本。消費者庁の届出情報公開データベースから)
関連記事:新規成分に乳酸菌LP0132 ヤクルト本社が届出
:シン・非変性Ⅱ型コラーゲン 龍泉堂の「NEXT-Ⅱ」、届出公開
:中高年の筋肉量を維持 GABAで訴求 ファーマフーズが新たな届出