訪日観光客の相談283件、健康食品16件・化粧品9件~国民生活センター
(独)国民生活センターは16日、「訪日観光客消費者ホットライン開設から1年のまとめ」を発表した。過去1年間に、訪日観光客や在日外国人などから寄せられた相談件数は283件に上った。外食・食事宅配のメニュー表示トラブル、健康食品や化粧品の品質・返品に関する相談も見られた。
健康食品の相談件数は16件。医療は10件、化粧品は9件だった。中国語による相談が多く、健康食品の相談は全て中国語によるものだった。
事例を見ると、購入した日本の有名ブランドの化粧品が偽物と思われ、店を再訪して返品を希望したが、応じられないと言われたという相談などがある。
国センでは、真贋鑑定の依頼はメーカーでも受け付けていないため、信頼できる販売店で購入前に十分に吟味するようにアドバイスしている。