藻類デンプン合成をコントロールする仕組み解明
東京工業大学などの研究グループは5日、藻類のデンプン合成をコントロールする新たな仕組みを解明したと発表した。研究成果は、イギリスの科学雑誌「ザ・プラトン・ジャーナル」に掲載された。
研究グループは、デンプンの合成開始時に機能するGLG1タンパク質のアミノ酸がリン酸化修飾を受けて、リン酸化状態がデンプン合成のオン・オフを決定することを見出した。藻類デンプンは、高付加価値のレブリン酸メチルなどの有用化学品原料となるため、研究成果を基に藻類デンプンの生産量を増加できれば、燃料添加剤・医薬品・化粧品などに利用できる可能性があるとしている。