菌ケアのKINS、2製品目を届出 【機能性表示食品届出更新】乳酸菌で肌のうるおい維持
消費者庁は26日、機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新を行い、届出番号H878からH894まで17件の新規届出を公開した。サプリメントが10件、それ以外の加工食品が7件で、生鮮食品はなかった。
新規の機能性関与成分は見られなかったが、乳酸菌のLactococcus lactis H61について、2件目の届出が公開された。同乳酸菌の届出は20年7月以来。サプリメントやスキンケアを通じた「菌ケア」サポートを手がけるスタートアップの㈱KINS(東京都目黒区)が届け出た。
KINSの届出も2件目で、前回は昨年7月、腸内環境を整えて便通を改善する働きが報告されている有胞子性乳酸菌を届け出ていた。いずれもサプリメントを届け出たもので、新たな届出では、「ミドル年代以降の女性の方の肌の潤いを逃がしにくくする」旨を表示する。
Lactococcus lactis H61は、プロバイオティクスメーカー、東亜薬品工業㈱(東京都渋谷区)の独自素材。「うるつや乳酸菌」として商標登録されている。
この日の更新で、2022年度の届出公開件数が累計894件になった。前の年度に引き続きサプリメントの届出が多く、現時点で509件。それ以外の加工食品は353件、生鮮食品は32件となっている。
2015年4月の制度施行以来の届出件数は累計6,357件。そのうち2,802件が「販売中」とされている。取り下げは約620件。
この日公開された新規届出17件の概要は以下のとおり。
【石川 太郎】
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