茶ポリフェノールに血中脂質抑制作用
国立栄研、HFNetに有効性情報追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)30日、素材情報データベース(HFNet)に「茶」に関する有効性情報を追加したと発表した。
血中総コレステロール値が正常値から高めの日本人男性42人を対象に二重盲検無作為化プラセボ対照試験を実施した。
茶ポリフェノール250 mgを含有する飲料(総カテキン150.0 mg含有)を1日2本(14人、平均36.6±7.9歳)もしくは1日3本(14人、平均40.3±7.6歳)、食事とともに8週間摂取させたところ、1日3本摂取群でのみ血中脂質(TC、LDL-C)の低下が認められた。一方、両群ともに血中脂質(HDL-C)に影響は認められなかったという。