花王「生活者研究部」コロナ禍の行動意識を調査
花王㈱(東京都中央区、長谷部佳宏社長)はこのほど、コロナ禍の1年で生活者の行動意識がどう変化したか、同社「生活者研究部」による調査結果を発表した。
調査方法はインターネット。「生活者の意識と行動」について2020年から21年1月までの間、首都圏在住の20~60代の既婚男女100人を対象に調査。また、「この冬の感染症対策」について、21年2月9日~3月8日まで『くらしの研究』読者(男女3,611人)を対象に調査した。テーマは、「衛生習慣」、「備蓄」、「キャッシュレス決済」、「新しい働き方」など。
調査の結果、コロナ禍で暮らしが変化した人は約6割。男性よりも女性に「とても変化した」という意識が強かった。仕事や家事、子育てなどの変化が影響したと考えられる。
コロナ後も続けたいのは「衛生習慣」、「備蓄」、「キャッシュレス決済」、「テレワーク」とし、日常生活では女性の3割以上が「食料・日用品のストック」、「買い物に行く頻度を減らす」、「キャッシュレス決済の利用」を続けたいと回答した。キャッシュレス決済によりポイントが貯まるなどのサービスが普及した結果か。
リモートワークなどの新しい働き方について、在宅勤務を今後も望む人は23%で、その後も続けたいと考えている人が多かったとしている。