花王㈱（東京都中央区、長谷部佳宏社長）はこのほど、｢POOL PROJECT KAWASAKI｣に参画すると発表した。川崎市の家庭から使用済みプラスチック容器を効率的に回収し、水平リサイクルの実現に向けた仕組みを検証するプロジェクト。

　同プロジェクトは、双日㈱（東京都千代田区、藤本昌義社長）、Enevo Japan㈱（東京都港区、高澤拓也社長）、凸版印刷㈱（東京都台東区、麿秀晴社長）、レコテック㈱（東京都千代田区。野崎衛社長）と花王が協力。

　家庭から発生する使用済みプラスチック容器を、持続可能なコストで安定的に十分な量を回収・リサイクルできる仕組みを構築。再びプラスチック容器として利用する水平リサイクルの実現により、プラスチック資源循環の促進をめざす取り組み。

　2021年11月より、川崎市のマンションに回収ボックスを設置し、家庭から①お菓子、野菜など食品の包装材、②洗剤やシャンプーなど日用品の使用済みつめかえパック、③ボトル容器を回収、IoTデバイスにより回収状況をモニタリングすると同時に、宅配車両などを活用した効率的な収集運搬と、それぞれの水平リサイクルに向けた課題抽出、解決策を検証している。