花王、美容部員をブランドの伝道師へ OMO推進で、強いブランドづくりを加速
花王㈱(東京都中央区、長谷部佳宏社長)は2023年1月から、美容部員の総称を「ブランド エバンジェリスト(ブランドの伝道師)」に変更する。
「ブランド エバンジェリスト」とは、店頭とオンラインの垣根を越えてブランドを体現し、ブランドの魅力をあらゆる場所、場面、手法で伝えることのできる高いスキルとマインドを有したブランド専属の美容部員のこと。25年までに、全ての美容部員が店頭とオンラインの両輪で活躍できるように、スキル習得を目指した研修をスタートする。
花王グループのカウンセリングブランドである「SENSAI(センサイ)」、「est(エスト)」、「KANEBO(カネボウ)」、「LUNASOL(ルナソル)」、「TWANY(トワニー)」、「ALBLANC(アルブラン)」の6つのブランドそれぞれに、ブランドエバンジェリストを配置する。
同社では、ブランドごとのOMO(オンラインとオフラインの融合)推進が重要になる中、美容部員の役割を最適化することで、顧客とブランドの絆をさらに深め、「強いブランドづくり」を加速させていくとしている。