花王、コーセーと化粧品事業のサステナビリティ領域で協働
花王㈱(東京都中央区、長谷部佳宏社長)はこのほど、㈱コーセー(東京都中央区、小林一俊社長)と、化粧品事業のサステナビリティ領域において包括的に協働していくことに合意したと発表した。
今後両社は、人や社会、地球環境のさまざまな分野で、それぞれの強みを持ち寄り協働することで、化粧品事業における持続可能な社会の実現に寄与するソリューションを見出す。
花王グループは130年にわたり、人々の暮らしに寄り添うことで、豊かな生活文化の実現をめざしてきた。2019年4月には、ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定し、19の重点取り組みテーマを設定。グループがこれまでの企業活動の中で培ってきた「よきモノづくり」の思想を「ESG視点でのよきモノづくり」へと高め、環境や社会に配慮した取り組みを強化している。
また、今年1月からスタートした中期経営計画「K25」においては、「Sustainability as the only path」(豊かな持続的社会への道を歩む)をビジョンに掲げ、豊かな持続的社会への貢献と事業成長を両立させ、これからの社会に欠かすことのできない会社になることをめざしている。
化粧品事業についても、今年から、事業パーパスである「Celebration of Inpiduality」のもと、「人の数だけあるそれぞれの美」を尊重したブランド育成を行なうと同時に、包装容器に使用されるプラスチック資源の削減など、これまで以上にESG視点の「よきモノづくり」に取り組んでいる。