花王、ウェブアクセシビリティ強化
花王㈱(東京都中央区、長谷部佳宏社長)は27日、誰にでも使いやすいウェブサイトの実現をめざし、ウェブアクセシビリティ確保の取り組みを2022年から開始すると発表した。
花王グループは、「豊かな共生世界の実現」というパーパスのもと、2025年まで5年間の中期経営計画「K25」では、Sustainability as the only path―未来の命を守る―をビジョンに掲げ、持続可能な社会に欠かすことのできない存在となることをめざしている。
ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan (キレイライフスタイルプラン)」においては、生活者の視点から持続可能でこころ豊かな暮らしの実現をめざし、環境や社会に配慮した取り組みを強化。生活者が快適な暮らしを自分らしく送るために、誰にでも使いやすい製品を開発・提供するユニバーサルデザインに取り組んでいる。それを踏まえ、「人にやさしい情報発信」をめざし、ウェブサイトのアクセシビリティ確保に全社で取り組む。
具体的には、①ウェブアクセシビリティ方針の策定、②ウェブサイトの改修、③ウェブアクセシビリティに関する社内教育の実施を行う。同社では、一過性の取り組みにとどまらず、ウェブサイトのライフサイクル全体を通じて継続的な改善を図るため、ウェブアクセシビリティの重要性や対応方法に関する社内教育を定期的に実施する。
年齢や、障がいの有無、利用している機器や環境などに関係なく、生活者が同社のウェブサイトを利用しやすくすることで、同社のESGコミットメントの1つである、1人ひとりの自分らしい快適でこころ豊かな暮らしの実現に向けて情報を提供するとしている。