膣内環境で第2弾、およそ1年半ぶり 5日の届出DB更新、乳酸菌を機能性関与成分に
機能性表示食品の届出データベース情報更新が5日に行われ、届出番号H153~165まで計13件の新規届出が公開された。食品区分別の内訳は、サプリメント形状が7件、その他加工食品が6件。届出の取り下げに関する情報更新はなかった。
小林製薬が「アイボンサプリ」
この日公開された主な届出を見ると、ルテインおよびゼアキサンチンを機能性関与成分にしたサプリメントを小林製薬㈱(大阪市中央区)が新たに届け出ている。届出商品名は『アイボンサプリ』。一時的な目の疲労感(目がこっている感じ、目がだるい感じ)などを軽減する機能が報告されている旨を表示する。
通信販売の㈱富山常備薬(富山県富山市)は、『リョウシン富山グルコサミン』を商品名にしたサプリメントを新たに届け出た。機能性関与成分はグルコサミン塩酸塩。関節軟骨を維持する働きが報告されている旨などを表示する。
クルクミンで起床時の疲労感軽減
また、クルクミンについて新たなヘルスクレームが公表された。起床時の疲労感の軽減を訴求するもので、届出者は㈱セラバリューズ(東京都千代田区)。同社からのクルクミン(高吸収クルクミン)に関する届出が累計10件に達した。
他に、「膣内環境」への働きを訴求する機能性表示食品の第2弾が公表。機能性関与成分は前回と同じ乳酸菌GR‐1および乳酸菌RC‐14で、届出表示は「膣内環境を良好にし、膣内の調子を整える機能が報告されています」(一部抜粋)。
第1弾が公開されたのは昨年1月。それからおよそ1年半後に第2弾が出た。新たに届け出たのは、今回が6商品目の届出となる㈱KIYORA(東京都渋谷区)。『ボディプレックス フェミニンケア』を商品名にしたサプリメントを届け出た。フェムケアを意識したとみられる。
【石川 太郎】
(冒頭の画像:KIYORAが届け出たサプリメントの表示見本。消費者庁の届出DBより)