能登半島地震、広がる支援の輪 経産省が支援物資調達企業を公表
令和6年能登半島地震の被災地に対し、支援の輪が広がっている。
日清医療食品㈱(東京都千代田区、立林勝美社長)は、ヘリコプターを使い、陸路が封鎖されて配送が不可能な介護施設に対し、「白粥」、「カレー」、「缶詰」、「濃厚流動食」など合計300㎏の緊急物資搬入を行った。
花王㈱(東京都中央区、社長・長谷部佳宏)をはじめとした花王グループはこのほど、被災地における救援活動、復旧支援として、日本赤十字社へ2,000万円の寄付を行うことを決定したと発表した。また、グループ社員による寄付組織「花王ハートポケット倶楽部」からも寄付を予定している。
同社はすでに、生活必需品を中心とした物資の支援として、手指消毒液を現地に届けており、また、紙おむつ、生理用品、ドライシャンプー、温熱シート、身体用ウェットシート、洗口液などについて、行政、業界団体、自治体等の要請に応じて発送を開始しているという。
アサヒグループジャパン㈱(東京都墨田区、濱田賢司社長)は、義援金8,000万円を寄附。さらに『アサヒ おいしい水 天然水 六甲 PET600ml(24本入)』24万本、『アサヒ スーパーH2O PET600m(24本入)』13万4,064本、『アマノフーズ フリーズドライ「おみそ汁」』、介護用食品『「バランス献立』など2,000万円相当分の提供を決めた。
㈱資生堂(東京都中央区、藤原憲太郎社長)は1,000万円の義援金の提供を決定している。
その他にも支援は続いている。経済産業省は6日、「トイレットペーパー」や「仮設トイレ」、「携帯トイレ」、「毛布」などのさまざまな支援物資調達企業を公表した。
(冒頭の写真:「支援物資を運ぶへりコプター」日清医療食品提供)