肝機能対応素材を拡販へ
オリザ油化 スルフォラファンの届出公開受け
オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)がブロッコリースプラウトエキスの拡販に乗り出す。同素材に含まれるスルフォラファングルコシノレートを機能性関与成分にした機能性表示食品の届出(届出者=オリザ油化)が先ごろ公表されたことを受けたもの。最終商品販売会社に対する届出サポートを積極化させる。肝機能(血中ALT値)に対する働きに期待できるようにした。
同社は昨年7月、スルフォラファングルコシノレートの含有量を13.0%まで高めたブロッコリースプラウトエキスを新発売。2001年に発売していた既存製品の含有量は5.0%だった。
新製品は、スルフォラファングルコシノレートを高濃度化することで、1日あたり摂取量を少なくすることを目的に開発したもの。今後の機能性表示食品対応素材としての拡販にあたっては、この新製品を提案していく。
届出はオリザ油化で実施し、昨年12月28日に公開された。届出表示(ヘルスクレーム)は以下の通り。
「スルフォラファングルコシノレートには、健康な中高齢者の健常域でやや高めの血中ALT値(肝臓の健康状態を示すマーカー)を下げることが報告されています」。
スルフォラファングルシノレートに関する届出が公開されたことで、オリザ油化が手掛ける機能性表示食品対応素材は、合計9素材(13ヘルスクレーム)になった。最近では、高めの尿酸値低下機能を訴求できるルテオリン(菊の花抽出物に含まれる成分)の届出件数が増えている。