㈱ナリス化粧品（大阪市福島区、村岡弘義社長）はこのほど、美容療法を受けられる地域密着型通所介護「ふれあ 姫島」（大阪市西淀川区）を開設すると発表した。今月から体験会・内覧会を開催していたが、7月15日から営業を開始し、機能訓練と（一社）日本介護美容セラピスト協会（大阪市福島市、酒井宗政代表理事）が認定したビューティタッチセラピストによる美容療法のサービスを提供する。

　同施設は、「ふれる」ことを最重要視した「ビューティタッチセラピー」の美容療法を受けられるデイサロン。「ふれる」に加えて高齢となっても自分らしくある「I am」や高齢者への「愛」を伝えたいとして名付けられた。主にハンドセラピー・フェイシャルセラピー・フットケアセラピーを受けられるほか、メイクやネイル・アロマを楽しむことや、同社が3月1日から発売している超高齢者用スキンケア『モモテ』だけでなく、その他の同社の化粧品を試してから購入することができる。買い物に行く機会や化粧品を試す機会少なくなった高齢者に、美容を楽しめる時間を提供する。また、美容だけではなく包括的高齢者運動トレーニング理論に基づいたリハビリ機器での機能訓練をすることも可能。

　同社では、高齢になり身体に不自由が出てきたり、介護が必要になったとしても、望む人の全てが自分らしくスキンケアやメイクを楽しめ、高齢者を取り巻く人や社会が高齢者の「自分らしくあること」、「こうありたい」を認められるようになっていくことを目指すとしている。

（冒頭の写真：同社リリースより）