1. HOME
  2. 学術トピックス
  3. 紫茶エキスと関与成分GHGで特許取得 オリザ油化、運動パフォーマンス向上に関わる研究背景に

紫茶エキスと関与成分GHGで特許取得 オリザ油化、運動パフォーマンス向上に関わる研究背景に

 オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)の独自機能性素材「紫茶エキス」の運動パフォーマンス向上機能とその作用メカニズムに関する日本での特許が10日までに成立した。「NO産生促進剤、下肢筋肉における瞬発力向上剤及びインテンシブ運動に伴う筋肉ダメージ軽減剤」を発明名称とするもので、特許番号は第7489216号。細胞試験や臨床試験の結果を踏まえて特許申請していた。同社がこのほど発表した。

 紫茶エキスは、紅茶の主要産地であるケニアの茶葉研究財団が開発した新種のお茶(紫茶)の抽出物。紫茶に特有とされる「GHG」(略称)というポリフェノールを規格化している。

 同社の発表によれば、紫茶エキスとGHGの両方について、血流促進や血管拡張に関わるNO(一酸化窒素)産生の促進機能が確認された。また健常な男性を対象にした試験で、下半身の筋肉運動の持久力向上や、筋肉ダメージの測定指標であるLDHの減少が紫茶エキス摂取群に認められたという。こうした機能の背景には、NO産生促進によって血管拡張が促されることがあると考えられる。

 同社は紫茶エキスを、いわゆるダイエット素材として2013年に発売。今回の特許取得を受け、「差別化された運動パフォーマンス向上素材」としてグローバルな拡販を実現したい考え。

関連記事:紫茶めぐるオリザ油化のアフリカ支援活動、国際NGOが紹介
    :紫茶エキスめぐり米国で特許取得 AMPK活性化機能で
    :紫茶エキスに運動パフォーマンス向上機能 臨床試験で報告

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ