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米国FDA、医薬品成分含むサプリメントに注意喚起

(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は22日、米国FDAが医薬品成分「シルデナフィル」などを含む39製品、「シブトラミン」などを含む7製品に対して、購入・使用しないように注意喚起したと発表した。

※以下、被害関連情報より
●シルデナフィル (sildenafil)
シルデナフィルクエン酸塩が医薬品バイアグラ錠の有効成分として1998年に米国で承認。国内では1999年に医療用医薬品として承認された。
シルデナフィルクエン酸塩の適応症と主な副作用。
適応症:勃起不全
副作用:頭痛、めまい、潮紅、消化器不良、腹痛、悪心、下痢など
添付文書上の警告:高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素 (NO) 供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等) との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

●シブトラミン (sibutramine)
1997年に肥満抑制薬としてアメリカFDAの許可を受けたが、日本では未承認。副作用として血圧上昇と心拍数増加などが報告。心臓病の方は服用を避けたほうがよいとされている。米国内ではFDAの許可後、2003年8月までに54例の死亡事例が報告された(30例は心血管が原因)。05年8月、FDAはシブトラミンの使用停止に関する消費者団体の請願書に対し、シブトラミンの使用に細心の注意を呼びかけ、その安全性を監視することで引き続き医薬品として承認していくことを公表した。しかし、心血管疾患歴のある患者では心血管疾患再発リスクが高くなるという欧州で実施されたSCOUT試験 (Sibutramine Cardiovascular OUTcome Trial) の結果を受け、10年10月、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでメーカーによる任意回収が決定。開発したメーカーはすでに販売・流通を中止している。10年11月、インド医薬品規制当局 (Drugs Controller General of India、DCGI) も販売を禁止した。

(写真:シブトラミンを含む商品(被害関連情報より))

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