第6次消費者委員会、新委員長に山本隆司氏が就任
第6次消費者委員会が3日、スタートした。委員長に東京大学大学院法学政治学研究科教授の山本隆司氏が選出された。委員長代理には弁護士の片山登志子氏が就任した。
食品表示部会長と新開発食品調査部会長は第5次に引き続き、高知大学理事・副学長の受田浩之氏が就いた。就任の挨拶で受田氏は、「機能性表示食品の届出が2,200件を超えた一方で、特定保健用食品(トクホ)は個別許可件数が伸び悩んでいる。消費者の理解度も課題である」と述べ、保健機能食品制度への関心を示した。
会合後に開かれた記者会見で、山本委員長は「人口減少、高齢化、情報技術の発達などのなかで、消費者行政もこれまでの考え方と維持しつつ、新しい考え方を入れていかなければならない」と抱負を語った。
【第6次消費者委員会委員】(敬称略)
生駒 芳子 ファッション・ジャーナリスト、伝統工芸開発プロデユーサー
受田 浩之 高知大学理事、副学長
大石 美奈子 (公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルテント・相談員協会代表理事・副会長
片山 登志子 弁護士
柄澤 康喜 MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株)取締役社長 グループCEO、三井住友海上火災保険(株)取締役会長
木村 たま代 主婦連合会事務局長
清水 かほる (公社)全国消費生活相談員協会中部支部長
新川 達郎 同志社大学大学院総合政策科学研究科教授
丸山 絵美子 慶應義塾大学法学部教授
山本 隆司 東京大学大学院法学政治学研究科教授
(写真:3日に開催された第6次消費者委員会の初会合)