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積み上がる撤回届、11月単月90件 【機能性表示食品届出DB更新】販売予定のない届出を整理

 消費者庁は4日、機能性表示食品の届出データベース情報を更新した。新たに情報公開された新規届出は計7件。また、先月(11月)17日から同27日にかけて、計57件の既存届出が新たに撤回されていた。販売予定のない届出製品を取り下げる動きが進んでいる。

 2025年12月4日時点の総届出数は、1万215件と1万件を超えている。しかし、そのうち3,171件が撤回。また、3,171件の1割超に相当する466件が、改正機能性表示食品制度が全面的に施行された今年4月1日以降の撤回だ。特に先月の撤回件数が多く、同月27日時点で90件に上る。

 制度改正で届出者に対し、届出内容や遵守事項の自己点検・評価およびその結果の消費者庁への報告(自己点検等報告)が義務付けられた。今年3月末までに届出番号が付与された届出については、初回の報告期日が来年3月末に迫っている。

 同庁は先月25日、自己点検等報告に関する説明会をオンラインで開催。届出者に対し、届出を維持するためには期日までに報告を行う必要があると注意喚起した。期日を超えると機能性表示食品としての要件を欠くことになる。販売していない場合も、届出を撤回していない限り、報告しなければならない。

 販売予定のない製品の届出撤回が今後しばらく続きそうだ。

 なお、この日の更新では、届出番号「K」シリーズでは初登場の機能性関与成分として、ロダンテノンBの届出が公開された。機能性表示は「糖化ストレスを軽減することにより肌の潤いを保持する機能があることが報告されています」。

【石川太郎】

2025年12月のデータベース更新
【1日】免疫ケア+肌の健康を訴求 キリン、プラズマ乳酸菌+米由来グルコシルセラミド
【2日】小林製薬、ゲニポシド酸を届出 杜仲葉由来成分、25年度の同社届出は計3件に

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