消費者庁は30日、機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新し、合計12件の新規届を公開した。届出番号I49からI60までのサプリメント7件、サプリメント以外の加工食品5件を公開。生鮮食品はなかった。2023年度分の届出公開件数は累計60件となった。

　この日の更新では、睡眠領域の届出が目立った。届け出された機能性関与成分名を見ると、L-テアニン、クロセチン、ラフマ由来ヒペロシド・イソクエルシトリン、GABA──。食品大手からの届出も見られ、森永乳業㈱（東京都港区）がL-テアニンを配合した清涼飲料水『森永睡眠改善』と、同じくL-テアニンを配合した『inPROTEIN』（乳飲料）を届け出たほか、明治㈱（東京都中央区）がクロセチンについて睡眠と視機能のケアをダブルで訴求する乳飲料を届け出た。

　睡眠領域の届出件数は現在、累計で520件超と多く、機能性表示食品の届出全体の1割弱を占める。ストレスケアと組み合わせたダブルヘルスクレームを行う製品も目立つ。新型コロナ禍の2021年度に届出件数が急上昇し、22年度と合わせた2年間で約300件の届出があった。23年度もすでに10件超の届出が積み上がっている。

〇5月の機能性表示食品届出DB更新
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