男性はみそ、女性は油揚げの高摂取で肝がんのリスク低下
(国研)国立がん研究センターの社会と健康研究センターは18日、多目的コホート研究の結果、男性ではみそ、女性では油揚げの摂取量が多いグループで、肝がんに罹患するリスクが低下する傾向にあると発表した。
研究は、1995年と98年に全国10地域に在住していた45~74歳の男女約7万5,000人を対象に実施。2012~13年末まで追跡した調査結果に基づき、発酵・非発酵大豆製品摂取と肝がん罹患の関連を調べた。
追跡期間中に534人が肝がんに罹患した。男女別に解析したところ、男性の場合、みその摂取が最も少ないグループに比べて最も多いグループでは、肝がんの罹患リスクが低下。一方、女性の場合は、油揚げの摂取量が最も少ないグループに比べて最も多いグループで、肝がんの罹患リスクが低下していた。