男性の肥満、胃がんのリスクが増加
(国研)国立がん研究センターの社会と健康研究センター予防研究グループは13日、コホート研究の結果、男性が肥満すると、胃がんのリスクが増加することがわかったと発表した。
コホート研究では、1990年と93年に全国10地域に在住していた40~69歳の約9万人の男女を2013年まで追跡。調査時の肥満度(BMI)と、胃がん罹患との関係を調べた。アンケートから算出したBMIを基に5つにグループ分けて、その後の胃がん罹患リスクを比較した。
男女別に解析したところ、男性の場合、BMI23~25のグループと比較して、BMI27以上のグループでは胃がん全体のリスクが上昇していた。一方、女性の場合、関連性は見られなかった。