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生鮮食品でも成分名明記されず 【機能性表示食品届出更新】オリザノール含む玄米、初の届出

 消費者庁は27日、機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新した。届出番号H1320からH1337まで18件(サプリメント7件、それ以外の加工食品9件、生鮮食品2件)の新規届を公開。前回の更新で公開を始めていた、4月1日以降に届け出された2023年度分の届出番号「I」シリーズの更新はなかった。

 新規の機能性関与成分やヘルスクレームを行おうとする届出も公開されなかった。

 前回の更新では、免疫ケア機能を訴求する第3の機能性関与成分として、キユーピー㈱(東京都渋谷区)が届け出た酢酸菌GK-1が公開されていた。関与成分としてGABAも配合したサプリメント『ディアレプラス』を届け出たもの。ちなみにこの届出、商品の販売開始予定日は今年12月1日とされている。

 この日の更新で目新しいのは、γ-オリザノールを機能性関与成分にした生鮮食品の届出。既存の関与成分だが、生鮮食品での届出は今回が初めて。北大阪農業協同組合(JA北大阪)が同成分を含む「玄米」を届け出たもので、血中の中性脂肪を低下させる機能が報告されている旨を表示する。

 医薬品と誤認される可能性はほとんどないと考えられる生鮮食品においても、γ-オリザノールを含む旨を明記し訴求することが避けられた。

 なお、この日の更新では、既存届の取り下げに関する情報が更新された。届出から年数が経った3件が取り下げられたもので、生産や販売の終了が理由。㈱セイユーコーポレーション(大阪市浪速区)がグルコサミンのサプリメント、㈱サンラヴィアン( 岡山県浅口郡)が米粉クッキー、イオントップバリュ㈱(千葉市美浜区)が大豆もやしをそれぞれ取り下げた。

【石川太郎】

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